2012年外部コンプライアンス委員会活動報告について

弊社は、社外の法律家・学識経験者等で組織する外部コンプライアンス委員会を設け、
ご指導ご助言のもと、順法経営の確立とその徹底に取り組んでおります。

このたび、外部コンプライアンス委員会より『2012年外部コンプライアンス委員会活動報告書』の提出がありました。要約は別紙のとおりです。


2012年外部コンプライアンス委員会活動報告書

―要 約―

ハンナン株式会社外部コンプライアンス委員会(以下、当委員会)は、2012年の当委員会の活動状況を総括するとともに、ハンナンフーズグループにおけるコンプライアンス活動に対する当委員会の検証結果を取りまとめた。その概要は以下のとおりである。

(1) 2012年は、我が国においてコンプライアンスの齟齬が一因とされる企業不祥事が頻発し、「コンプラ倒産」も続発した中にあって、ハンナンフーズグループにおけるコンプライアンス経営を執行する組織・運営は適正に機能した。

(2) 2012年、当委員会ならびに内部コンプライアンス委員会は、同年にグループ内に生じた違反例ならびに最近各社で発生しているのと同様なパワーハラスメントやセクシュアルハラスメント関連の内部通報を徹底的に分析・検討した。各事例に対しては内部コンプライアンス委員会が中心となって全力をあげて対応すると同時に、新たに社内規則の改定や外部ガバナンス委員会の設置など、コンプライアンス経営を越えて経営全般にわたるハンナンフーズグループにおける対リスク体制が強化された。

(3) ハンナンフーズグループのコンプライアンス経営を統括する内部コンプライアンス委員会の業務内容の開示を含む優れた実行力によって全従業員にコンプライアンス経営への理解が深まり、コンプライアンス経営の理念がグループ各層に着実に浸透しつつあることが認められた。

(4) 的確に処理された2012年を含む過去の事例は蓄積されて企業の進歩・発展ならびに社員の成長に貢献し、これらはハンナンフーズグループにおける優れた経営資源になりつつある。

(5) ハンナンフーズグループにおけるコンプライアンス経営は改善され続け、その組織・運営、機能性、公開性、企業への貢献度などの諸点を中心に高く評価されるものである。

(6) ハンナンフーズグループの経営においては、新たな人事制度、ボトムアップ経営、礼節教育を組み入れた社員教育など、コンプライアンス経営にも好影響をもたらす新たな経営方針も打ち出された。コンプライアンス経営は、これら他の経営施策と協働して、企業体としてのハンナンフーズグループの社格・社会的評価の向上を図ることでステークホルダーの便益を高めることを目指すものであることが再確認された。

(7) 従業員におかれては、ハンナンフーズグループの現在の優れたコンプライアンス経営も必ずしも将来を保障するものではないとの認識に立ち、今後とも、現状に満足することなく、① 現システムの優れた点は継続・発展させ、② 組織・運営の効率化を図り、③ 社内外の変動に対応して積極果敢に行動して更なる成長へ向けた不断の努力を続けることによって、社会の要請に応える「優良企業」ならびに礼節をわきまえたモチベーションの高い「優秀な社員」という社会的評価の獲得を目指していただきたい。

以上